5/25の日記に書いていたJHS Mini Bomb Booster のモディファイ完了!
外観上はオリジナルに比べ、チキンノブ、LEDホルダー、
フットスイッチが交換されているのが分かります
が、内部を見ると
結局、基板交換、ではなく・・・筐体を残して総取替えしています。
写真 左がモディファイ後の筐体内部、右がオリジナルの基板
本ブースターをお預かりした時点は「ノイズが大きいのでノイズ対策してほしい」というご依頼内容でしたが、ノイズ対策にあわせ、表面実装して あるコンデンサーをアップグレードし、フットスイッチもワイヤリングすることになったので、せっかくなので抵抗もDALEにして、PCBを使わずにポイン ト・ツゥー・ポイントで組みました。
これってモディファイなの?と言われそうですが、おかげ で、Mini Bomb Boosterらしさを残したまま、ノイズレスでしっかりした音に仕上がりました。また反応も早くなったように感じます。
オリジナルの基板はノイズ対策(アース線の再配線)のみして、あとは手をつけずにおきました。このまま筐体に戻せばオリジナルに復活します。
出音ですが、オリジナルに比べこちらのモディファイの方がノブ位置 7時〜12時のバッファーから軽いブーストの音は若干ファットです。音は太いですが、抜けがよく、輪郭もはっきりしています。12時以降はオリジナルよりややブライト気味です。オリジナルも同様にブーストノブを回していくと音のこもりが取れキラキラした音になりますが、モディファイ版はそれがややハイファイ寄りになっています。オリジナル、モディファイの両方とも15時以降はかなりハイが出て硬い音になります。
*7/11 動画追加
参考までに今回使用した部品をリストアップしておきます。
<使用部品>
トランジスタ・・・・・・・・・J201
フィルムコンデンサ・・・Panasonic ECQV
電解コンデンサ・・・・・・ELNA Silmick?
セラミックコンデンサ・・・・・KEMET
抵抗・・・・・・・DALE Rn-55(金被抵抗)
ジャック・・・・ノイトリック オープンタイプ
ワイヤー・・・ALPHA単線
ノブ・・・・・・・Davies クラッシックチキン
ハンダ・・・・・Kester 44(2%銀入り)
最近は小型エフェクターが多く出てバラエティ豊かになりましたが、こちらのエフェクターはMXRサイズの筐体でしっかりアースを取って作ったら更に音が良くなると思います。