先日アメリカで
Gretsch Roc Jet Custom Shop 2010を
購入しました
しかし・・・
フロリダの輸送業者で保留され
倉庫預かりとなってしまいました・・・
Gretsch Roc Jetのボディーとネックに
ワシントン条約(CITES)で規制されている
ホンジュラスマホガニーが使用されている
とのことで輸出許可が必要になる場合がある
と輸送業者から連絡が来ました。
マホガニーは、原木や原材料は
ワシントン条約附属書IIに該当しますが、
ギターのように製品化されたものは
樹種によって該当・非該当があるため、
輸送業者から証拠を出すように言われ
時間がかかりました。
マホガニーの樹種の例(学術名)ですが、
Swietenia humilis(ホンジュラスマホガニーや
メキシカンマホガニーと呼ばれる)は
原木・原材料だけでなくギターのように
製品化されていても輸出許可書・確認書が必要Swietenia macrophylla(ホンジュラスマホガニーや
ビッグリーフと呼ばれる)は製品化されていれば
輸出許可証・確認証は不要
であり、今回のRoc JetはSwietenia macrophyllaです。
通称ホンジュラスマホガニーといわれるものでも
学術名が違い、それに応じ対応が変わります。
Gretsch/Fenderのカスタマーサポートおよび製作者
(Roc Jetを製作したマスタービルダーStephen Sturn本人!)に
樹種の学術名と米国政府(U.S. Fish & Wildlife Servie)
からの輸出許可証不要の確認し、その結果を輸送業者に伝えて
事無きを得ました。
念のため経産省のワシントン条約(CITES)窓口にも
電話したところ、丁寧に教えていただきました。
(1)日本政府(経済産業大臣)からの確認書は不要
(2)通関をスムースにするためコマーシャルインボイスに
マホガニーと通称で書かず学術名 Swietenia macrophyllaを
書くようアドバイスされました。
マホガニーのギターを個人輸入される方、海外旅行や海外引越で
持ち運びされる方は参考にしてください。