MXR Carbon Copy のモディファイ(MODスイッチ・MOD調整トリマ 改造)

無事、Baciの出荷が終わったのもつかの間、何点かモディファイ依頼を終え、今日はこちらMXR Carbon Copy Analog Delay(写真右)の改造に取り組んでいます。
MXR Carbon Copy 修理 モディファイ 改造 MOD依頼主さま: お待たせしまております。きっちり仕上げますので、少々お待ちください。
まず、こちらのエフェクターについて簡単に解説します。
<MXR Carbon Copy(エムエックスアール カーボンコピー)とは>
Carbon Copyはその名の示すように音をコピーして遅延して発信するアナログディレイです。BBD(バケットブリゲートディレイ)素子を使い、ディレイタイムは最大 600msです。
ノブはREGEN(Regeneration=リピート回数)、MIX(ドライ音とウエット音のブレンド調整、右に回しきると1:1)、DELAY(ディレイタイム)の3つ。
3つのノブに加え、ボタンが1個、MOD(Modulation、モジュレーション)が付いており、かかり具合は控え目ですが、テープエコーの揺れ・ゆらぎを狙ったサウンドになります。
クラッシクなディレイ音ですが、とてもクリアで、かつ温かみのある音です。若干ハイ落ちするかもしれませんが、とても使いやすい音です。
もちろん、ツマミを回していくと発振します。これも上手く使うとカッコいいですね。
個人的にはMaxonのAD9と並ぶアナログディレイの傑作だと思います。MXR Analog Delay(写真右)の血統を引く名機です。
注)MXR Analog DelayにIN、OUTの他、もう一つジャックがありますが、これはMODのリモートON/OFF用ではありません。通常のOUTがドライとウエットのミックス音で、こちらのジャックはウエットのみの出音用ジャックです。
出音は、こちらのPGSのビデオもご参考にしてください。

<今回のモディファイ内容>
1. MOD(モジュレーション)スイッチをトスイッチ化
2. 内部トリマ2個(MODのDepthとSpeedを調整)のノブ化
です。
MODスイッチを演奏中に足で切り替えるようにすることと、モジュレーションの深さと速度を蓋を開けて内部のトリマを回すのではなく、エフェクター上部のノブで調整できるようにするのが改造の狙いです。
本来トリマは出荷時の調整用に内部基板に取り付けてあり、トリマ位置をきちんと調整しないと本来の音が出ないのですが、微調整をしたいプレイヤーにとってはいちいちネジを外して調整するのも大変なので、そういった方には便利なモディファイです。
モディファイ項目だけ見るとシンプルですが、実作業はかなり大掛かりになります。
今回はオリジナルの基板を使いますが、MXRサイズにフットスイッチ2個を搭載することになり、ノブも5つ(もともとの3個+トリマ2個分)になるので、ケースは作り変えます。となるとジャック類も交換となり、基板の遅延回路以外はほぼ新たに作り直すことになりそうです。
また仕上がったらブログにアップしますね!
以上、本文
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以下、追伸
<カーボンコピー豆知識(?)>
カーボンコピーってEメールのCCの語源にもなったことばで、伝票などを正副書くときに帳票の間に挟む転写シートです。ヴァルが若いことは沢山使われてました。カーボンコピーって聞くと、社会人になった頃、何枚まで転写できるか試そうと(仕事を楽しようと)何重にも重ねて伝票を書いてて先輩に叱られたことを思い出しますwww
<余談>
今日の朝食はバゲット&手作りジャム。バゲットと言っても昨日100円ショップで見つけた山崎製パンのバゲット。ヤマザキのバゲットは、フランスパンのカリカリした皮と大違いのフニャフニャでした。しかし、これをオーブンでしっかり焼くと皮がパリパリになってフランスパンに近い食感で、モチモチして美味しくなりました。うーん、今朝のプチモディファイ完成!(喜) おいしくいただきました!!
MXR Carbon Copy 修理 モディファイ 改造 MOD
それでは良い週末を!!

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