Malekko Chicklet Reverb リバーブ の実機確認

昨日JHS Mini Bomb Boostのノイズレス/ハイファイMODのことをブログに書きましたが、Mini Bomb Boost(写真右)と一緒に送っていただいたのがこちら(写真左)、MalekkoのChickletというミニサイズのリバーブです。
Malekko Chicklet リバーブ 修理 モディファイ 改造 MOD
Chickletってどういう意味? ひよこの小さいの? もしくは 女の子(俗語)でしょうか? 
自分たちもエフェクターを作っているので、名前を考えるときは、パっと思いつくときもあれば、いろいろ理由付けする場合もあるので、エフェクターの名前の由来には興味あります。
Chickletの場合は、僕の想像ですが、MalekkoからSpring ChickenというMXRサイズのリバーブが出ているので、本機はこの小型版の意味で、Chickenの小さいことをあらわす Chicklet にしたんだと思います。Spring Chickenについては、Spring Reverbをシミュレートして作った機種なので、おそらく、Springという言葉に語呂合わせしてSpring Chicken(若鶏、ひよっこ、青二才)と名づけたのかなぁと想像しました。
なんて、どうでもいいことかもしれませんが、製作者の意図が名前に出ていることが多いので、名前の由来を考えるのって楽しいですよ。
それで、Chickletの中身はリバーブです。ツマミはMixとDwell(残響?)です。
しかしリバーブといっても発振寸前まで調整してありますが(笑)
Chickletどんなサウンドか、こちらのビデオをご覧ください。(7/11追加)

裏ブタを開けたところがこちら、、、うわぁーまた実装基板だ・・・
Malekko Chicklet リバーブ 修理 モディファイ 改造 MOD
デジタルディレイ専用ICのPT2399を3個使いしています。
昨日、基板実装タイプは気分的に良くない、と書いたばかりですが、しかし、このChicklet、よくできています。その辺のアンプについているReverbよりもいけますね。
こりゃぁ〜モディファイの余地無しですね。(音的にです。もちろん、微小部品ばかりで加工技術的にもモディファイは難しいですが)
基板をオモテから見たところがこちら。ALFAのポットにノイトリックのジャックが見えます。
Malekko Chicklet リバーブ 修理 モディファイ 改造 MOD
フットスイッチがはまる部分の塗装が未塗装のままとなっており、ここからアースを取っていることが伺われます。
Malekko Chicklet リバーブ 修理 モディファイ 改造 MOD
歪みのように回路そのものの電子的特性で音を作り出すのではなく、リバーブ、エコー、ディレイのように音声をデジタル処理をするものは表面実装でもいけますね。実際、ローランドのDDで始まるシリーズやLine6なんてChickletより集積度高いですし、最近のコーラスやフェイザーもしかりなので。
このペダルには、なかなか感心しました。

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