今日は僕の誕生日。47歳になりました。(ひのえうま生まれです)
これからますます精進して、ロック創成期〜黄金期のサウンドとそれを支える技術を後世に伝承していく所存ですので、どうぞよろしくお願いします。
しかしまあ、毎日ギター弾いたり、アンプ鳴らしているせいでしょうか?次女(小学1年生です)からはこんなバースデーカードをもらいました、、、焦
さて、どんなバースデーを過ごしたかですが、午前中に出荷をすませ、午後は事務処理をささーっと片付けて、ギターケーブル作りに神経集中してました。
ギターケーブルはBELDEB 8412とBELDEN 1172Aを使った特注品の製作です。
もはやすっかり定番となったBELDEN 8412ですが、よりストレートに細かいニュアンスを表現したいのであればBELDEN 1172Aを推奨しています。
今日はエレアコ用のBELDEN 8412ケーブルとレスポール用のBELDEN 1172Aを使ったギターケーブル&パッチケーブルの製作です。
ギターケーブルはノイトリック製の黒色でプラグが金メッキされているNP2X-B(ストレート)とNP2RX-B(L字)を使用。パッチケーブルは省スペースのため、NEUTRIK NP2RX-Bは使用せず、Switchcraft(スイッチクラフト)の226を使用しました。ハンダはKester 44(ケスター44)にしました。
ギターケーブルなんて、ケーブルとコネクタと半田を同じものつかえば、どこのでも同じだと思っていませんか?(笑) 確かにある程度の技術水準があれば出音はほぼ同じと考えていいでしょう。しかし、魂の入れ方によってプレイヤーが感じる安心感が違います。
正直、Camuroではあまりケーブル製作を受けていません。それはケーブルといえども、ペダルやアンプを作るのと同じくらい入魂するので、製作後の疲労感&達成感は同じなんですよ。
もちろん音もですが、ケーブルに求められるのは耐久性であり安心感です。このため、細やかな工程毎のテストを繰り返し製作していきます。
BELDEN 8412の皮膜を剥いたところです。なんかいろんな物が入っていますね。
ケーブルにコネクターを付けています。ここが腕の見せ所!
ケーブルをハンダ付けしたところです。方向性を持たせているので、こちらのジャックのグランドにはシールド部をハンダ付けしていません。
そして今日製作したギターケーブルはどれもメッシュカバーを取り付けました。実はこのメッシュカバー、BELDENのケーブルよりも高いんです。しかもケーブル製作工程も増えてコストアップなんですが、使用されるのはプロの方で、ステージでの取り回しを第一に考えられているので、ケーブルカバー装着タイプにしました。
ケーブルにメッシュカバーを取り付けている様子です。
カバーをかぶせるコツは、とにかくちいさいツチノコを何度も作って送る、細かな作業の繰り返しです。あとカバーのねじれに気をつけてください。決してビデオ撮りながら被せないようにwww
上の写真で、カバーが一部溶けているところがありますが、これはメッシュのほつれを防ぐためにところどころファイバー繊維を解かしているからです。この化学繊維は燃えやすいので、くれぐれもライター等を使わず、ハンダこて等で解かしてください。
それでは、これからも地道にやっていきますんで、今後ともご支援ご声援のほど、よろしくお願いします!