以前、「BrownieのFET交換方法」という記事を載せたところ、最近よくBrownieのハイゲイン化(FET交換)について「自分でも可能か」お問合せいただくので追記します。
(写真: 左が現行品、右が従来品)
CMATMODSのBrownieは、搭載されている5つのFET(電界効果トランジスタ)
のうちの2つを2N5457というFETに交換することでハイゲイン化が図れます。
Brownieを深く歪ませたい方にはもっとも簡単なモディファイです。
もともとユーザで交換できるよう、Brownieの基板のこの2箇所が
ソケット化されています。ですので電気工作の初心者でも交換可能です。
ただし故障・ケガに十分注意してくれぐれも自己責任で行ってください。
BrownieはFETを5石使っていますが、この3段目と4段目のFETを交換する
ことでハイゲイン仕様にモディファイできます。
BrownieのFETの構成は、出荷時期により下記の通りとなっています。
2010年末頃まで: 2N5457×3個、J201×2個
2010年末〜現在: 2N5457×3個、MPF102×2個
となっています。
このなかで、J201やMPF102とある部分が3段目・4段目でソケット化
されており、ここを2N5457に差し替えます。
(Brownieが採用しているBSIABの回路図で見ると Q3とQ4の部分にあたります)
注意点は
(1)FETの向きを間違えないこと
(FETには取り付け向きがあります。平らな面と曲面で区別します)
(2)出音がおかしい場合、基板についているトリマーを調整すること
です。
詳しい交換方法は「BrownieのFET交換方法」をご覧ください。
なお、SOUND ALFAでは
(1)FET交換を行いハイゲイン仕様にしたBrownieを販売しております。
(2)直ぐに差し替えられるようにした交換用FETを580円(送料込)で
用意しているほか、
(3)本体を送っていただければ有償(部品・工賃込み980円+往復送料)で
交換可能です。
交換用FETのご発注は こちら よりお願いします。
(SOUND ALFAのショッピングサイトにリンクしています)
ご不明点等ございましたら、
お問い合わせフォームよりご相談ください)
【補足】
2012年前半頃までに出荷されたBrownieには交換用の2N5457が付属
されています。
– 2010年末頃までは裏ぶたを開いたふたの内側にチューブのようなもので
留めてあります。
– 2010年末以降のものには基板の「HIGH GAIN 5457」と書いてある
ソケットに挿してあります。
2012年後半に出荷されたものには交換用2N5457は付属されていません。
現在すでに2N5457、J201、MPF102ともCMATMODSで採用している
Fairchild(フェアチャイルド社)製のものは全て生産中止となって
おりますので、2N5457の入手が困難な方はサウンドアルファスタッフに
ご相談ください。数量に限りはございますが2N5457×2個 580円
(送料込み・FET足の折曲げカット加工済)でお分けしています。