今回のモディファイは
BOSS GE-7 グラフィックイコライザー
のトゥルーバイパス化。
GE-7のローノイズ化&クリアトーンで定番の
CAMUROリファインMODとの同時施工です。
リレーを使ったトゥルーバイパス化
CamuroでBOSSコンパクトエフェクターを
トゥルーバイパス化したり、2-in-1 MODをする場合、
通常は電子スイッチを取り外し、電子スイッチを
留めていた穴を切削加工して拡げ、
3PDTスイッチを取り付けるています。
ところが、GE-7やGEB-7は
スライダースイッチのパーツが大きく、
内部のスペースも限られているため、
3PDTスイッチを取り付ける空間を
確保できません。
したがって、GE-7やGEB-7の場合は
リレーを使ってトゥルーバイパス化します。
リレーというのは、
電気信号によって開閉するスイッチです。
電磁石によって接点を開閉するものや、
半導体を使った無接点リレーもあります。
今回使うのは電磁石によって開閉する電磁リレーです。
(画像出典: 日本インターフェース株式会社)
車のウィンカーが点滅する時に
カチカチと音を出すリレーと同じ方式のものですね!
このリレー方式のトゥルーバイパス化ですが、
電気信号によってスイッチを開閉しているため、
電源供給が経たれるとスイッチが動きません。
Camuroでは、電源断となった場合、その状態を
保持するタイプのラッチング形を使用しています。
エフェクターをONしている時に電源が断たれた場合は
エフェクトONのままとなり、本体の電源も断たれるため
出音しません。
エフェクターをOFFにしている状態で電源断となった
場合にはエフェクトOFFのままとなり、トゥルーバイパス
された状態ですので、バイパス音が出ます。
踏んでいる時だけON、踏んでいる時だけOFFという
仕様での製作も可能です。別途ご相談ください。
リレーについてはオムロンのウェッブサイトに
機能や特徴が簡潔で分かりやすくまとめられているので
興味のある方はご覧下さい
↓ ↓ ↓
http://www.fa.omron.co.jp/product/cautions/36/68/
リレーおよびトゥルーバイパス回路の設置スペース確保
GE-7トゥルーバイパス化にあたっては
リレーおよび制御回路を取り付けるスペースの
確保も必要となります。
このため、トゥルーバイパス化で不要となる
フィリップフロップ回路の部品を取り外し、
空間確保!
モディファイ費用
リレー回路を使用したトゥルーバイパス化は
リレー式トゥルーバイパス回路の設置と
既存基板の部品取り外しの工数がかかるため、
3PDTフットスイッチ式に比べ割高となります。
BOSSコンパクトエフェクターの
リレー式トゥルーバイパス化は
部材工賃で12,000円(税込価格12,960円)となります。
リファインMODと同時施工の場合は追加費用9,000円
(税込価格9,720円)で改造可能です。
これに当社工房までの往復送料がかかります。
GE-7、GEB-7本体は依頼者さま支給となりますが、
弊社でもGE-7、GEB-7の中古品の在庫が若干数
ございます。ご入用の場合はご相談ください。
GE-7やGEB-7はサウンドメイキングにも
フィードバック制御にも威力を発揮しますので、
リファインMODとの同時施工をおすすめします。
リファインMODと同時施工の場合の費用は、
(1)リファインMOD 13,500円+消費税1,080円
(2)トゥルーバイパス化 9,000円+消費税720円
(3)LED交換 500円+消費税40円
————————————————————–
(1)(2)(3)合計 23,000円+消費税1,840円=24,840円
となります。
※GE-7本体および送料は含みません。
GE-7 MODはクリーンブースターやトレブルブースター、
ミッドブースターとして活躍しますので、ペダルボードに
1台入れておきたいモディファイペダルです。
ご注文・ご相談はこちらまでEメールにてご連絡ください。
↓ ↓ ↓
info@camuro.co.jp
ベース用グラフィックイコライザー
BOSS GEB-7のトゥルーバイパス化も
同様の施工となります。
余談ですが、僕はGEB-7をEpiphone Casino
(セミアコのギター)に使用しています。
可変帯域が広く、セミアコの音作り(ハウリングの
制御やフィードバックの調整)には便利ですね!
GEB-7のモディファイも受け付けていますので、
ご相談ください。