昨夜遅くに来客があり23時からスタジオ入りしてカスタム仕様で注文を受けていたプリアンプの定数調整でした。
2時間あまりの神経を研ぎ澄まし、音を聞き分けヘトヘト。でも、いい仕上がりになりましたよ!
フィルコン、セラコン、色々変えて出音を実際に聞き分けてます。
お客様は某プロベーシストの方。翌日からツアーに出てしまうのでやり直しの効かない緊張した時間でした。それにしてもやはりプロは耳がいい。コンデンサを変えるだけでもちろん音色は変わるんだけど、それによって全体の音象も変わるし、ボリュームやゲインでの反応も変わるのをしっかり聞き分けていただき、こちらもやり甲斐があります。次期商品開発にもとても参考になりました。
こちらがその深夜にお嫁入りしていったプリアンプ。以前もケースとか基板をチラ見せ紹介してますね、、、
もともとはセミアコやフルアコのために開発していたローカットフィルターを搭載したプリアンプなんです、コレ。Gibson (ギブソン) ES-335ではリバーブをかけると音象がぼやけるけど、このプリアンプを通すとかかりがきれいになります。Epiphone Casino(エピフォンカジノ)だとアンプのボリューム上げていくとハウリングしやすくなるんですが、ローをすっきりさせて、かつバンドアンサンブルで低域のぶつかりも避けられるというペダル。実はテレキャスターにつないだ音がまたいいんですが。このプリアンプ、何個かコンデンサーを変えてベース用にすると、長いエフェクターループを通しても締まった音になるんですよ。